一人で生活している場合、食料や非常食を大量にストックすることは難しくなります。
必要な量を上手く備蓄するコツについてまとめました。
- 自炊している人はローリングストックで
- 外食が中心の人は日持ちする食品を
- 省スペースに収まるものを選ぶ
自炊をする人の食料備蓄
自炊をしている人におすすめの備蓄方法はローリングストックです。
いつも買っているものを少し多めに用意しておけば、備蓄として活用できます。
お米・無洗米
お米を家で炊いている場合は、少し多めに買っておくことがおすすめです。
ただし保管場所や精米からの日数を考えると、長期間置きっぱなしは推奨できません。
お米を上手く備蓄する方法としては……
- 無くなるより前に買うようにする(自宅の在庫を切らさない)
- 必要な分のお米を別途用意する
- レンジ用のパックご飯を用意する
といったテクニックがあります。
ローリングストックが難しい場合、「お米を別途用意する」方法がおすすめです。
150gや300gずつ包装されてるため、少しずつでも使いやすくなっています。
期限が近づいてきたら食事で使ってしまい、新しいお米と入れ替えるだけでOKです。

パスタ・スパゲッティ
パスタやスパゲッティといった麺類もおすすめです。
普段から食べている商品があれば、1〜2パック多めに用意するだけで備蓄になります。
レトルトタイプのパスタソースも何種類か用意しておきましょう。
いざというときでも簡単に調理ができ、味を変えることで飽きない食事が用意できます。

カセットコンロがあると便利
もし保管場所に余裕がある場合は、カセットコンロも用意しておくと役立ちます。
普段からカセットコンロを使っていれば、予備のボンベを数本ローリングストックしておきましょう。
- 鍋を使ってお米を炊く
- 備蓄しておいたパスタを茹でる
- レトルト食品を温める
など様々な用途で活躍します。電気やガスがなくても使えるのは大きなメリットです。

外食が中心の人の食料備蓄
家で自炊をしていない・買ってきて食べることが多い人には、備蓄用の食料を別途用意する方法がオススメです。
長期保管に向いている製品も多数あるため、好きなものを選んでストックしておきましょう。
アルファ米
炊いたお米を乾燥させて、長期保管できるように作られたのがアルファ米です。
水かお湯があればそのままの容器で食べられるため、備蓄用の食料としても使われています。
水の場合は60分ほど、お湯の場合は15分ほどの待ち時間で食べられます。
味も豊富に揃っているため、12種類セットを1つ用意しておくと4日分の食料になります。

レトルト食品
長期保存用に作られたレトルト食品もオススメです。
レトルト食品の代表といえばカレーですが、5年間保存できるものも販売されています。
賞味期限が長いだけでなく、温めなくてもそのまま食べられるのが特徴です。
先述のアルファ米(白米)と組み合わせることで、カレーライスとしても食べられます。

保管場所を考えてコンパクトなものを選ぶ
一人暮らしの場合、備蓄品を置く場所が問題になりがちです。
限られたスペースでどのように保管するかがコツとなってきます。
カップ麺は買わない
「備蓄品としての」カップ麺はオススメしません。
カップのサイズが大きいため場所を取る上、重ねて保管することも難しいためです。
ラーメンをストックしておきたい場合、袋麺の方が備蓄用途としては向いています。
食べるときに食器などが必要になりますが、プラスチックのどんぶりに入れて一緒に保管することで場所も取りません。
外箱は捨てておく
備蓄用の食品によっては、中身の入った袋ではなく外箱も付いていることがあります。
保管スペースに余裕がないときは外箱を外して中身だけ保管しておきましょう。
注意点としては、賞味期限や調理方法が外箱にしか書かれていない場合があります。
外箱も必要になる場合は、箱を潰して一緒に保管するとかさばりません。
一人暮らしの食料備蓄まとめ
- 自炊している人は普段の食料を少し多めに買ってローリングストック
- 外食が中心の人はレトルトやインスタント食品を多めに用意
- 買うものを選ぶときは保管スペースに注意する
自炊をしている人は少し多めに買っておく、外食派の人は保存用の食品を用意することがおすすめです。
簡単な調理で済むものや、温めなくても食べられるものがあれば災害時に役立ちます。
カップ麺などはかさばってしまうため、何個も保管する用途には向きません。
コンパクトに収納できるレトルト食品などを活用しましょう。