一人暮らしの場合、備蓄品や災害対策グッズをどこに保管するかが難しい問題です。
あまり収納が多くないこともあり、置き場所に困ることがよくあります。
今回は、一人暮らしの狭い部屋でいかに備蓄を行うかについてまとめました。
狭い部屋でのストックには以下3つのポイントが重要です。
- 備蓄のサイズを小さくする
- 隙間のスペースを活用する
- 新しくスペースを生み出す
備蓄のサイズを小さくする
保管スペースを生み出すことも大事ですが、備蓄品のサイズを抑えることも効果があります。
備蓄自体を小さくすることで必要なスペースも節約できます。
外箱から出して保管する
外箱が付いているレトルト食品などは、中身だけ保管しましょう。
箱を捨てるだけでも厚さが半分になったりします。
ただし、賞味期限や調理方法が箱にしか書いていない商品には注意が必要です。
箱の情報が必要であれば、箱を潰して一緒に保管するか書き写すことをオススメします。
コンパクトなものを揃える
備蓄する食品を小さくすることも重要です。
カップ麺などは手軽に食べられて便利ではありますが、場所を取ってしまうのがデメリットと言えます。
ラーメンを備蓄するときは袋麺にする、ポテチのような空気を含んだお菓子は避ける、など大きな食料品は選ばないようにしましょう。
一人暮らしでオススメの保管場所
備蓄品を置くときに気をつけるポイントは、「忘れない場所に保管する」「温度や直射日光に注意する」の2点です。
ローリングストック(古くなった備蓄品から使って少しずつ買い足すサイクル)を行う場合は、取り出しやすい場所に置くようにしましょう。
水などの重いものはキッチン下の収納などが便利です。
あまり高いところに保管すると、危険かつ取り出しにくくなってしまいます。
高温になる場所や直射日光を避ける必要があるため、暗いところがオススメです。
冷蔵庫の近くに置く場合は、温度が高くならないように気をつけましょう。
軽いものはクローゼットなどの隙間に
食料などの保管には、家の隙間を活用できます。
狭いスペースに押し込めるものは、水などと分けて保管する方が効率的です。
私の場合は小さな段ボールに保存食を詰めてクローゼット上に置いています。
あまり散らばると不便ですが、家の中で開いているスペースを上手く活用するのがコツです。
衣装ケースの上や横、姿見の後ろなどにも意外と眠っているスペースがあります。
段ボールで保管するとかさばる場合は、スーパーのレジ袋などに入れて保管しましょう。
保管スペースを新しく作る
どうしても場所がない場合は新しく作るという手もあります。
代表的なのは突っ張り棚で、何もないところに新しく収納を作り出せる便利なアイテムです。
突っ張り棒で棚を作る
簡単にスペースを増やせる方法としては、突っ張り棒を活用しましょう。
壁と壁の間に棒を張ることで、簡単な棚がすぐに用意できます。

突っ張り棚が使える場所の例
- 洗濯機の上
- 冷蔵庫の上
- トイレの上
- クローゼットの上
注意点としては、耐荷重(耐えられる重さ)に注意しましょう。
水など重いものは載せずに、非常食や紙類などの軽いものを置くことに向いています。
レンタルスペースを活用する
すぐ使わないものが家の中にある場合は、レンタルスペースの活用もオススメです。
サマリーポケットを使うと、月額250円から段ボール1箱を預かってくれます。
家のスペースを空けることで、備蓄品の保管場所を生み出せます。
「残しておきたいけど今は使わないもの」があれば、ぜひ検討してみて下さい。
レンタルスペースの保管に向いているもの(例)
- 季節モノの服(冬物などかさばるもの)
- 夏には使わない暖房器具
- 本棚に入り切らないマンガやDVD
多少のお金は掛かってしまいますが、家のスペースがない方にはオススメです。
預けたものは専用の倉庫で保管され、スマホからいつでも取り出す(配送してもらう)ことが可能です。
一人暮らしの保管場所まとめ
一人暮らしの小さなスペースでは、備蓄品を保管することが難しくなってきます。
- 備蓄をコンパクトにする
- 空きスペースを活用する
- 新しく保管場所を生み出す
といった3つのポイントを抑えて、上手に備蓄することが大切です。