一人暮らしをしている方は、災害やいざというときの備えがとても重要です。
すぐ近くに頼れる人がいないからこそ、自分の身を自分で守らなければいけません。

しかし、ワンルームや1Kが主流の一人暮らしでは、備蓄するほどスペースに余裕がない方も多いでしょう。
そこで今回は、わずかな収納スペースでも実践できる「ローリングストック」について解説します。

ローリングストックとは、食品を日々消費しながら少しずつ買い足していく方法です。
あまり手間も掛からないため、今すぐにでも始めることができます。

ローリングストックとは

ローリングストックでお菓子を備蓄する

 
ローリングストックとは、日々使うものを少し多めに用意しておき、使った分だけを買い足していく方法のことです。
いつも使っているものをストックしつつ循環させるため、ローリングストックと呼ばれます。

  1. いつも食べているものを多めに買う
  2. 賞味期限が古くなったものから食べる
  3. 食べた分だけを新しく買い足す

以降、2.と3.を繰り返す

常に少しの在庫を用意しておくだけで、備蓄の代わりとして使えます。
よく食べるものが決まっている人(朝食は必ずシリアルなど)には、特に向いている方法です。

保存が利く食品であれば1〜2個多めに買う、飲み物などのペットボトルであれば1〜2本多めに買うだけで、ローリングストックが簡単に実現します。

ローリングストックのメリット

ローリングストックのメリットは大きく4つあります。

大きなスペースがいらない

災害用の非常食セットなど、常に場所を取る大きなスペースは必要ありません。
少し多めに買った食材を置く場所さえあれば備蓄として成立します。

自然に備蓄ができる

日々の生活で自然に備蓄ができることもメリットの一つです。
普段の買い物で補充していくため、いざというときに「用意していなかった!」といったことは起こりません。

災害時にも同じものが食べられる

いつも食べているものを備蓄しているため、災害時にも普段と変わらないものが食べられます。
非常食や災害食が口に合わないかも、といった心配は不要です。

賞味期限が切れない

短い頻度で商品を買い直すため、賞味期限が切れることはありません。
また、買っている商品の期限が短くても問題ありません。数ヶ月〜1年の期限でも十分といえます。

ローリングストックのデメリット

ローリングストックのデメリットも併せて解説します。
生鮮食品をよく食べる方にはあまり向いていません。

買い直す頻度が高い

食べる度に買い直しが必要なため、買い物の頻度は上がってしまいます。
備蓄用の食品は賞味期限が3年や5年あり、数年に1回の入れ替えで済むためです。

日常的に食料品を買う方であれば、そこまで大きなデメリットではないとも言えます。

レトルト食品やインスタント食品が増える

ローリングストックでは、災害時にも食べられる物を用意することが重要です。
肉や生野菜を備蓄することは難しいため、レトルト食品やインスタント食品が多めとなります。

普段あまりレトルトやインスタントを食べない方は、お米・パスタ・飲み物から始めてみましょう。
よく食べていて日持ちするものがあれば、備蓄品に向いています。

食器が必要になる

災害用の非常食は、袋からそのまま食べられるものも販売されています。
しかし、通常の食品ではほとんどの場面で食器が必要です。

普段使っている食器が使えれば問題ないですが、念のため紙皿や割り箸も備蓄しておくと安心です。

一人暮らしでローリングストックをするコツ

少しずつ増やしていく

備蓄する食品は1品から始めることをおすすめします。
最初のうちは飲み物だけ、慣れてきたらレトルト食品を1つ追加、といったように徐々に増やしましょう。

一度に大量購入すると、保管場所にも広いスペースが必要となってしまいます。
使ったら買う、使ったら買う、といった購入ペースを掴むまではゆっくり追加していくのがコツです。

食べる日を決めてみる

ストックした食料品を同じペースで使い続けると楽になります。
例えば「金曜日はカレーの日」と決めてしまい、次の土日で新たに買い足す方法もおすすめです。

購入タイミングも決まってくるので、慣れてくると深く考えずにローリングストックが回りだします。
スーパーの特売曜日や自分の生活スタイルに合わせて工夫してみましょう。

バリエーションを変えて楽しむ

「買った分だけ補充する」がローリングストックの基本ですが同じものだけでは飽きます。
ずっと同じものを買い続けずに、たまにバリエーションを変えるのも一つのコツです。

お気に入りの一品が見つかるまでは、色々な商品を試してみると良いでしょう。

ローリングストックにおすすめの食品

ローリングストックに向いている食品をいくつかまとめました。
毎日食べることができて、数ヶ月以上の賞味期限を持つものをおすすめします。

  • ペットボトル入りの飲み物
  • カレー・丼などのレトルト食品
  • 袋麺などのインスタント食品
  • パスタ(スパゲッティ)
  • レトルトのパスタソース
  • インスタント味噌汁
  • ご飯(お米もしくはパックご飯)
  • ゼリー飲料
  • クッキーなどのお菓子

調理過程の少ないもの・すぐ食べられるものを中心に選ぶと良いです。
水やお湯だけで作れるか?という点も一つの判断ポイントとなります。

また、あまり場所を取らないもの、重ねて保管できるものを選ぶとベストです。
インスタント食品としてはカップ麺もありますが、カップ麺よりも袋麺の方がコンパクトに収納できます。

一人暮らしのローリングストック法まとめ

ローリングストック法は、いつも食べているものを少し多めに備蓄しておく方法です。
毎日食べても飽きないものから順に徐々に増やしていきましょう。

インスタント食品やレトルト食品をよく使う方であれば、いつもの品を少し多めに。
自炊されている方であれば、お米やパスタ・飲み物などから試してみることをおすすめします。

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